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し ら べ も の

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  • パリの歴史的建造物 Castel Bérangerに和室を。 

    Castel Bérangerは 、パリ16区のラ・フォンテーヌ通りにあるアール・ヌーヴォー建築です。 この建物は、Hector Guimardの設計ですが、 彼 はパリにある160以上のメトロの入り口をデザインしました。今もなお残る彼のデザインは皆さんもどこかで見たことがあるはず。1900年の万国博覧会では海外か ら絶賛され、 アール・ヌーヴォーの代表作として世界中で有名になりました。 キャステルベランジェは エクトール・ギマールが28歳の時に6階建て36戸のアパルトマンとして設計したもので、パリで最初のアール・ヌーヴォー建築となりました。 Castel Béranger は、36戸すべてのプランが異なり、その部屋割りを反映して外観には砂岩、煉瓦、タイル、鉄と、さまざまな素材を寄せ集めたデザイン、ベランダや換気口などにはタツノオトシゴやライオンのような 有機的なフォルムの 鋳鉄細工が美しい 壮大な建物が誕生しました。28歳の時だからこそできたデザインだったのかもしれません。 この建築物はアール・ヌーヴォーと芸術的前衛の象徴となり、作曲家ドビュッシーや詩人ヴェルレーヌといった一流の入居者を惹きつけるようになりました。 パリの歴史的建造物に日本の伝統建材を そんな Castel Bérangerのお部屋の所有者様よりご連絡いただき、お部屋の中に和室を造作することが実現しました。フランスの歴史的建造物の中に和室ができるなんて、素晴らしいことですね! 今回のプランニングでは、洋室の中に和室を造作しますが、 Castel Bérangerの既存の美しい窓と和室の障子の関係性を持たせるために、障子の奥に赤い歌舞伎松の和紙を貼り、雪見障子を閉めたときと開けた時の和室の表情が異なって見えるようにしました。また、フランスの古い建物にはよくあるのですが、天井に照明のないお部屋でしたので、雪見障子の中に間接照明を配することで、より障子と歌舞伎松の金銀砂子が美しく見えるようにしました。 金銀砂子和紙は福井県の手揉み越前和紙で夏水組の大切なパートナーである埼玉の襖紙工場  大場紙工  で特注制作しています。 畳は熊本のいぐさ「ひのさらさ」を用い、赤い畳縁で中川正人商店にて特注寸法で制作してもらいました。 昭和初期の雪見障子には桧と杉の枠材、上がり框も特注で、日本で組み立てたものを部材解体して航空便でパリに届けます。パリでの組み立てはパリの大工さん! 日本の木材の肌触り、香り、釘やビスを使わない枠材の仕組みに感激していました。 その他のお部屋にも越前和紙を壁面に貼りました。獅子地紋のアンティークシリーズは金箔仕上げなので、大きな面に貼るとすごい迫力です。 Castel Bérangerの共用部 廊下、階段、壁面装飾、全てが エクトール・ギマールのこだわりのデザインなのです。 手すり木部の曲線デザイン、床のモザイクタイル、共用部の塗装色やステンドグラスまで全て洗練されたエクトール・ギマールのデザインが輝いています。 この歴史的建造物である Castel Bérangerに日本の職人たちが手がけた日本の古き良き伝統建材を入れることができたのは、本当に素晴らしいことです。 ご理解くださったお部屋の所有者様、協力してくれた日本の職人とフランスの職人の皆さんに感謝しています。有り難うございました!

  • ホテル内装デザイン Villa Saison Fuji

    一棟貸切ホテル Villa Saison Fuji 富士の勇姿を真正面に望む千百坪の敷地にあるホテル「ヴィラ・セゾン・フジ」の別棟の内装デザインを夏水組で行いました。 Villa Saison Fujiは一 棟貸切ホテルで、プライベートプールとサウナ、三百坪のドッグラン、バーベキューデッキ、焚き火の出来るガーデン、企業合宿などにも使える多目的スペースなど様々な空間利用が可能です。 完全貸切なので結婚式などの特別なイベントにも使われています。 別棟をリノベーションして宿泊客数を増やすプロジェクトで、夏水組は別棟の客室の内装デザインと客室に配置する装飾品と家具のコーディネートを行いました。和室の雰囲気を残したまま、桧板を床や壁、家具に用いたことで居心地の良い客室になりました。 3種類の特注金銀砂子和紙を各部屋のために設えました。 左から 紅葉鳥、柳桜、梅の図に金銀砂子の加飾が施されています。 制作はまずデザインを用意し、寸法を現場と打ち合わせをして割り出します。 その後、特注の大きさで和紙を用意し制作を行います。 こちらの扉は襖のように左右に引き込むように壁面造作されており、扉を開けるとテレビが中にあります。 テレビが部屋の中心になる客室ではなく、日本の風景画が中心になるお部屋のデザインになっています。 一枚一枚、金銀砂子の職人によって描かれる金銀の箔の霞雲が美しいですね。 金銀砂子については、こちら のブログに詳しくあります。 客室の造作家具は吉野桧なのでお部屋に入ると桧の良い香りがします。 お部屋の窓からは大きな富士を見ることができ、縁側には富士の掛け軸、日本の家具メーカーのタイムアンドスタイルの家具を配置しました。段室、廊下まで、和のテイストのまま、ブラックをアクセントにモダンに仕上がりました。 特注の金銀砂子和紙の図柄はお客様と打ち合わせをして決定します。 ご要望があればお客様がお持ちの図柄で制作も可能です。ご注文についてのご質問などは以下のサイトからお願いします。 日本でのご注文 MATERIAL   https://thebase.com/inquiry/testmaterial-base-shop 日本以外でのご注文 BOLANDO  https://www.bolando.fr/contact こちらのお部屋は  Villa Saison Fujiのサイト  からご予約ください。

  • NATSUMIKUMIの襖紙の歩みをご紹介します!

    みなさまこんにちは! 日本人には馴染みの深い襖紙。その襖紙は今、世界でも注目されています!! まずは夏水組オリジナル襖紙の特徴からご紹介。 夏水組がデザインした NATSUMIKUMI MATERIALの襖紙の特徴 ◾️襖紙の商品名として「獅子地紋」「霞に獅子」など特徴的な名前、さらに「藍鼠」「小豆」といった色バリエーションは日本の伝統的な色やモチーフからインスパイヤされデザイン・命名をしております。その柄一つ一つにストーリーがあり、日本伝統文化を大切にしたいという夏水組の想いがつまっています。 柄のストーリーをご紹介したページは  こちら ◾️さらに特徴的なこととして、従来の襖紙としてお使いいただくことはもちろん、柄には全て上下左右にリピートがあるので、壁一面に繋げて施工する「壁紙」としてもお使いいただけることも大きな特徴の一つです。 ◾️このオリジナルデザインを襖紙にとどまらずファブリックでも採用し、ランプシェードやクッションカバーなどのインテリアとしても楽しんでいただける商品も製作しております。 襖紙カタログのご紹介記事は  こちら ◾️襖紙はネットショップ 「MATERIAL」 にてご購入いただけますので、ぜひご覧ください! さぁ、今回はこれまで夏水組デザインした襖紙たちを使った空間提案を丸っとご紹介します! <Maison&Objet in Paris> パリで開催する大規模なインテリア見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ」。 夏水組では2018年から出展すること計4回! 回を増すごとに、欧米の方からJAPAN Designへの関心度か高まっている様子が伺えました。  過去のMaison&Objetの記事は  こちら   2018年出展ブース インパクトの大きい襖紙「月に鶴」。地色には朱を初め、柳鼠、浅紫、青鼠という4色の日本伝統色で展開しております。展示会においても、たくさんの海外の方に足を止めてご覧いただきました。 2019年出展ブース 襖紙の他に、同柄のファブリック(反物)を出展しました。ランプシェードやクッションカバーといったインテリア小物としても展開。襖紙オリジナルデザインをベースにインテリアをトータルにコーディネートできるアイテムをご紹介しました。 夏水組オリジナル襖紙づくりに欠かせない「伊勢型紙」。 長い歴史を持つ日本伝統的工芸品である「伊勢型紙」を用いて生み出されます。 展示会では、その伝統を繋ぐ 「テラコヤ伊勢型紙」の木村さん に型紙製作を実演いただき、人だかりができるほどの人気でした。 2020年出展ブース まるで歌舞伎舞台のような舞台松が印象的な壁紙(襖紙)を主役に、畳を敷いた小上がりと共に和空間を作りました。伝統的な和の素材と図柄を使いながら現代のインテリアにマッチする新しいデザインに欧米の方からたくさんのご好評をいただきました。(特注品です) <APARTMENT HOTEL MIMARU> MIMARU東京 銀座EASTフロント・ロビー 家族やグループで中長期滞在できる都市型アパートメントホテル 「MIMARU東京 銀座EAST」 の内装デザインに夏水組オリジナル襖紙やファブリックを採用いただき、内装デザインの監修を担当しました。獅子地紋+舞台松を描いた和紙でパネルを製作し、フロント・ロビー空間に展示。伝統工芸が生み出すアート作品のような趣は、お客様からも大変好評をいただいております。 MIMARU大阪 心斎橋WESTエントランス・ロビー こちらは2021年初夏にオープン予定の 「MIMARU大阪 心斎橋WEST」 の内装デザイン監修も担当させていただきました。オープン前に少しご紹介します! エントランスの長さを活かした迫力満点の舞台松の和紙。表面に金箔が施され、間接照明の効果もあり美しい佇まいでお客様をお迎えする空間を演出しました。 熟練の職人差による繊細な作業に見惚れてします。これは日本の伝統的な加飾技法で「金銀砂子」というものです。日本独自の技法で、古来より襖絵や屏風、着物などに用いられてきましたが、和の内装が少なくなるとともに金銀砂子の職人も残念ながら減ってきています。この技法を次世代に残したいという想いから、パリでのMAISON&OBJET出店やパリの店舗「 BOLANDO 」での活動を続けています。 金銀砂子については  こちら  の記事をご覧ください。 <各ホテルの客室> ここからは、客室に採用した襖紙のご紹介です。 −霞に獅子・小豆− (心斎橋WEST) 言葉の通り、春の空にたなびく霞の中にいる獅子の様子が描かれています。獅子は縁起が良いものとされ、お祝いの席でも使われるモチーフです。そのモチーフを活かしつつ、雲の中は幾何学的に四角が並んでいて古典的な描写の中にもモダンな要素があるオリジナルデザインは、現代的なインテリアにもマッチします。 −霞に獅子・群青− (心斎橋WEST) 別の部屋では色違いで群青を用いました。シックで落ち着いた雰囲気の畳スペースです。壁には舞台松の和紙をインテリアパネルとして飾り、和のコーディネートのアクセントになっております。 ◾️全4色ある「 霞に獅子 」襖紙の購入は こちら から可能です −獅子地紋・AntiqueSilver 紺− (銀座EAST) こちらは通常の獅子地紋の柄部分にシルバーを使った煌びやかな印象です。地色の紺とシルバーの組み合わせは伝統柄をクールに際立たせる美しいデザインです。実は、ベットスローやクッションもこの獅子地紋デザインで製作しました。トータルコーディネートを楽しんでいただけます。また、素材は玉紙という特殊な和紙に印刷を施しており特注品となります。ホテルなどの公共施設用として特注することが可能ですので詳しくは contact よりお問い合わせください。 ◾️同様の柄の襖紙は  こちら  からご購入いただけます −獅子地紋・AntiqueSilver 紺− (銀座EAST) 和室にも同じ特注玉紙を採用し、落ち着いた空間で統一しました。この獅子地紋の「獅子」は、その頭には神が宿り古くから縁起の良いものとされ、さらに神社などで狛犬と対をなして獅子の像を置き魔除けとされています。その獅子と植物を組み合わせ、優しさや温かさすら感じる素敵なデザインになっております。 ◾️「獅子地紋」襖紙の購入は  こちら   から可能です <個人邸> −獅子地紋・紺− ( UR高島平 ) 古い賃貸の和室をDIYで魅力的な空間に変身させました。ベットヘッドの機能も兼ねて獅子地紋の壁紙を大きなパネルに貼り空間のアクセントにしました。元々和室ではありますが、トータルコーディネートによってスタイリッシュな和の空間に変身しました。 −月に鶴・朱  +  獅子地紋・藍鼠− 襖紙のインパクトはもちろん大きいですが、そのデザインを受け止める日本家屋の懐の深さを感じられた機会でした。伝統的な日本家屋にこそ新しい風を。縁起の良い鶴のデザインは、お祝い事やお正月にはぴったりのデザインです。定期的に貼り替える襖だからこそ、こんな遊び心のある襖紙を一度試してみませんか? −月に鶴・柳鼠  +  月に鶴 背面柄・青鼠− 柳鼠という日本伝統色は、柳の緑色を帯びた鼠色の意で、薄い緑がかった鼠色のことです。馴染みやすい柳鼠を地色とした月に鶴のデザイン。背面柄として描かれているデザインも点により幾何学的な形、花のような形が繊細に描かれています。両サイドに貼った背面柄(鶴の絵柄がない)は青鼠というブルーグレーの色で組み合わせいます。とても遊び心のある空間ですね。 −月に鶴 背面柄・柳鼠− ダークブラウンの柱や床と背景柄(柳鼠)のコーディネートは少し大人ガーリーな印象になることは新発見でした。 全4種ある「 月に鶴 」襖紙の購入は こちら から可能です −毘沙門亀甲・黒− 「毘沙門亀甲」というなんだか歴史を感じるこちらのデザインは、あの七福神で有名な毘沙門天という神様の着衣や甲冑に使われる亀甲文様から由来しているとても縁起の良いデザインです。年月を重ねた日本家屋の深み・渋みに、黒い毘沙門亀甲柄が加わることで一層シックで大人の空間を演出しています。 ◾️全4色ある「毘沙門亀甲」襖紙の購入は  こちら  から可能です いかがでしたでしょうか? 夏水組オリジナル襖紙は、そのデザインモチーフだけでなく、伝統技法を使った製作方法や新しい技術を使った印刷方法の両方を未来に繋いでいくためのインテリアアイテムとして日本中に世界中に広まることを心から願い、これからも発信し続けて参ります! 襖紙と和紙の前柄はこちらをご覧ください。 <APARTMENT HOTEL MIMARU 施設概要> 名称:MIMARU東京 銀座EAST 住所:〒〒104-0041 東京都中央区新富町1丁目4番4号 公式HP: https://mimaruhotels.com/ginza-east/ 名称:MIMARU大阪 心斎橋WEST ※2021年初夏オープン予定 住所:〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1丁目24-1 公式HP: https://mimaruhotels.com/shinsaibashi-west/

  • 【夏水組のセレクト】輸入壁紙が仲間入りしました!

    みなさんこんにちは!輸入壁紙のこと知っていますか? 夏水組の手がける家やお店では、イギリスやフランス、オランダなどから輸入されてきた壁紙 を使っています。 色柄や印刷技法はやはり本場からきた歴史のある壁紙は違うものです。 本物を使った人にだけわかる違いですね! (以下の壁紙は廃盤のものもございます。) ■ サンダーソン(DCLA SU 113) 爽やかなブルーを基調とした柄が魅力的です。 地の色がホワイトなので、周りにも合わせやすい◎ ■ サンダーソン(DOPWFI 101) 元気なイエローにブルーの小鳥がちらり。 繊細なタッチの壁紙をお気に入りスペースにどうぞ! ■ サンダーソン(212008) ナチュラルな雰囲気の爽やかな格子柄。 他の壁紙との相性も◎です! ■ OSBORNE&LITTLE(W6295-05) 爽やかなブルーとゴールドのストライプ。 マットな質感ですが程よく光沢感があり素敵です。 ■ The Bloominghouse4 (WG80502) ブルーに淡い配色の草木柄が人気です。 国内ではとてもレアになっているのでお早目に! ■ Regal(R0103) 彩度をおさえた大人っぽい草木柄がとっても人気です。 やさしい色合いなのでナチュラル、エレガントなインテリアに。 ■ Graham&Brown(50-802) ブラウンの地にブラックで描かれた柄が格好いい。 アンティークな風合いが素敵ですね! ■ Morris(212563~5) 言わずと知れた『いちごどろぼう』の壁紙です。 モリスといえばこの柄! 多数お色がお選び頂けます。 https://www.material-interior.com/items/91066544 ■ Morris(WM7614/4) こちらもモリスの代表的な『ウイロウボウ』。 単色なのでインテリアにも合わせやすくおすすめです。 https://www.material-interior.com/items/91068149 ■ Cole & Son(69/12147~51) まるで森の中にいるような気分になれる木の絵柄。 小物などのアクセントが楽しめます◎3色からお選び頂けます。 ■ Cole&Son /Imported Wallpaper(94/8042~5) 大柄のタイル柄の中には贅沢にシルバーが。 壁紙だけでかなりのインパクトが与えられます! https://www.material-interior.com/items/95269299 ■ Eijffinger(330200~3) 花柄やピンクはちょっとという方も、広げてみると やっぱりこれがいい!と買っていかれるほど、魅力的な花柄。 ■ Eijffinger(341500) 一面お花で埋めつくされる贅沢な柄です◎ 可愛すぎるのはちょっとというかたにもおすすめ。 ■ coordonne /Imported Wallpaper(2200602~4) ガーリーな小花柄。リピート幅も狭いので貼りやすい! 夏水組セレクションとも合わせやすいので是非お試しくださいね。 ■ rasch(725810、725858、725889) スッキリ!!の放映時に使われたダマスク柄。 ぽってりとした質感のダマスク柄に魅了されること間違いなし★ この色のペイントと組み合わせて、こんなテイストで・・ 考えるだけでもわくわくしてきませんか?? あなただけのとっておき組み合わせを楽しんで下さいね! 輸入壁紙のページは  こちら   https://www.material-interior.com/categories/6127643 1Mカットの輸入壁紙もありますし、アウトレットセールもしておりますので是非ご覧ください。 壁紙のコーディネートに迷ったら、コーディネート相談にお申し込みください。 https://www.material-interior.com/items/91676424

  • 夏水組のセレクションペイント30色!

    みなさまこんにちは!!壁や家具のペイントしてみませんか? ということで、、、 ご好評いただいてる夏水組セレクションペイントですが、新色11色が加わり、 全30色 になりました!! パリの色 壁紙の上から塗れるペイント30色 好きな色を壁一面に塗ってみるだけでお部屋の雰囲気がぐっと素敵になりますよ。 こちらの内装用水性ウォールペイントの「夏水組セレクション MA COULEUR」のカラーはパリの素敵なお部屋に使われているペイント色を再現したものです。 どんなインテリアのスタイルとも相性がよく、壁紙や家具とも自然になじみますし、何色かお部屋に用いても派手になりすぎず落ち着いた雰囲気になります。  お子さんの落書き、タバコのヤニを見えなくする手段としても最適。是非おためしあれ。 30色全色は  こちら  から https://www.material-interior.com/categories/6127639 さっそく人気色で塗られたお部屋をご紹介しますね! 【メルドゥニュイ】 を使用したこちらのお部屋。 深いブルーで作られたお部屋は、さわやかな印象に。 【テオレ】 にあわせたのはヴィンテージの家具。 モリスの壁紙とぴったりの色です。 【ブルードパリ】 はパリの青色です。この色がお部屋の一面に入るだけでイメージが変わります。 落ち着いた雰囲気のパリのブルーは人気色です。 【ノアール】 黒は黒でも、フランスの黒。くすんだ黒色はインテリアにちょうど良い色です。 真っ黒ではなく落ち着いた雰囲気になる高貴な黒色のノアールです 【マントソバージュ】 マントソバージュは野生のミントという意味。青っぽい薄い緑色。 ウィリアムモリスの壁紙の中に使われている色と同じなので、コーディネートも上手にできます。 MATERIAL ペイントの詳細は  こちら  から https://www.material-interior.com/blog/2024/09/10/022422 全色30色はこちらです。 まずは家のどこかの一面、玄関やトイレなど、小さな面から試してみてくださいね! 皆様の手に届くのが、とってもたのしみです! Instagramは こちら から

  • 和の室礼。和室と和紙について

    日本の伝統的な住まいには欠かせない和室、皆さんの実家やお住まいのお家にもあると思います。 和室とは、床に敷き詰められた「畳」、部屋を間仕切る「襖」や「障子」によって構成された部屋のこと。昔から心地良い癒しの空間として親しまれてきました和室ですが、現代の住宅では洋風が主流になっており、和室のない家も多くなりました。生活様式の変化がありますから和室の必要性や使い方について迷う方も多いのでしょう。実際に家づくりの相談を受ける時、和室を残すかどうかの問題は毎回皆さん悩んでいます。そんな中、最近になって子育て中の若い世帯を中心にくつろぎの場としての和室の良さが見直され、和室の良さを生かした家づくりも盛んになっているのです。 それもそのはず。和室に使われている材料は自然素材で、藁とい草でできている「畳」は、湿度が高いときには湿気を吸収し、空気が乾燥しているときには湿気を放出してくれるる優れた床材で、二酸化炭素やホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着する効果もあるのです。また、襖や障子に使われる「和紙」も同じく調湿機能を持っています。高温多湿な日本で、快適に過ごすために和室は最適なのです。 古き良き日本の伝統建材を守りたい 福井県越前は和紙の生産地 紙祖神 岡太神社と滝製紙 生活の様式が変わったことで和室がない家が増え和室が消えつつある背景に、海外のインテリアに憧れ洋風の部屋を選んできたという事実があると思います。和室を洋室化してフローリングに、襖紙はビニール壁紙に変わって行きました。 その結果、古く長く続いてきた日本の伝統建材を私たちは失いつつあります。和室が少なくなるということは、畳や和紙の消費量が少なくなり供給量が低下することになります。実際、畳の原材料であるい草農家は年々少なくなり危機的状況にあり、それを使って畳を製造する工場や職人も仕事が少なくなってきているのです。畳だけでなく、和室がなくなると同時に襖と障子もなくなりますから、襖紙や障子紙の生産者の仕事も年々少なくなり廃業する工場が後が経たない残念な状況なのです。 そんな状況に「少しでも歯止めをかけたい!古き良き日本の伝統建材を守り後世に伝えたい!」と夏水組がプロジェクトを立ち上げたのが2014年。襖紙と和紙の工場と協力して、日本の古き良きものが活躍できる場を探すため、日本だけでなく海外にも和紙の良さを知ってもらい消費を少しでも増やせるように! 次世代を担う者たちが、襖や畳を作り続けたいと思える市場にするために! パリから日本の和紙を世界へ広げていくために!!! 日本の室礼を世界へ。 パリの目的地は「MAISON&OBJECT Paris」  MATERIALの姉妹の夏水組はこの襖を世界に広めて日本人も襖の良さを再考してもらえたらという想いから、世界で一番と言われるインテリア業界の展示会「Maison &Objet」に日本の襖紙を持って展示会に4回に参加してきました。日本の和の建材の評価は世界中のインテリアのプロからの評価が高く、日本でなくても、パリやイタリアなど離れた地で畳や和紙を建材として使いたいと思っている人がたくさんいるんだということを知りました。   夏水組オリジナル襖紙づくりに欠かせない「伊勢型紙」。長い歴史を持つ日本伝統的工芸品である「伊勢型紙」を用いて生み出されます。展示会では、その伝統を繋ぐ「テラコヤ伊勢型紙」の木村さんに型紙製作を実演いただき、人だかりができるほどの人気でした。 伝統技法を使った製作方法や新しい技術を使った印刷方法の両方を未来に繋いでいくことの大切さを知りました。 和紙と襖を愛する仲間たちと一緒に過ごしたパリの時間は素晴らしい時でした 今の時代に求められる襖紙を 昔からある襖紙の見本帳、みてみたけど欲しいものが見つからなかった、という声を多数聞いてきました。何十年変わっていない色柄、中には100年以上続くものもあります。住まい方が変わってきた現代の家の室礼にあった襖紙を探しても見つからない、そこにヒントがあったのです。 一番最初にデザインした襖紙は「獅子地紋」と「月に鶴」。 「獅子地紋」は、日本の伝統的な柄で、唐草模様の中に獅子が舞っている縁起の良い柄です。着物や千代紙の柄、染め物の型の柄などに古来から愛されている柄ですが、ポイントは柄の大きさです。日本の古き良きものを大切にしながらも、斬新なデザインが求められました。 着物や千代紙の獅子の柄は小さく、壁面一面に貼り上げた時の美しさは海外の壁紙のモジュールをヒントに、この色柄の獅子地紋が完成!また、壁紙にも使えるようにと、切れ目なく模様をリピートさせて総柄にしているのも今までの襖紙とは違うところです。和紙の地色もそれぞれが日本画や着物などに使われている和の伝統色です。現在のパリのお店「BOLANDO」でも人気の獅子地紋です。 獅子地紋とほぼ同時に完成したのが「月に鶴」 日本の動物といえば鶴。その鶴を中央に配し、襖2枚引きに貼ると鶴の間から次の部屋が現れるという今までになかったインパクトのある襖紙です。背景柄も別商品で用意し、大面の壁面に鶴を配す貼り方もできる提案をしました。 お世話になっている大場紙工さん そこから毎年新作を完成させ今では9柄41種類まで色柄が増えました。 日本の伝統模様9柄 41種類あります。 これからも東京とパリから日本の室礼を届けます。 日本の 古き良き日本の伝統建材を守り後世に伝えたいという想い そのためには、日本の古き良きものが活躍できる場を探すため、日本だけでなく海外にも和紙の良さを知ってもらい消費を少しでも増やせるように活動することが大切だと考えています。 次世代を担う者たちが、襖や畳を作り続けたいと思える市場にするために! パリから日本の和紙を世界へ広げていくために!!! 日本で襖紙を購入するときは  MATERIAL の襖紙のページ から  ヨーロッパで襖紙を購入するときは  BOLANDO の襖紙のページ  から

  • 金銀砂子と歌舞伎松

    七夕の歌の中に「金銀砂子」という歌詞があるのを覚えていますか? ささの葉さらさら のきばにゆれる お星さまきらきら きんぎんすなご きんぎんすなごとは漢字にすると金銀砂子のこと、金銀の箔の粉を夜空に輝く星々に見立てて星空や天の川のキラキラと光り輝いている様子を表しています。 金銀砂子とは。 金銀砂子とは金と銀の箔を細かくしたものを、古来の接着剤である膠液で描いた絵の上に、竹筒で箔を空気中に舞い落として模様を描く世界でも類を見ない日本独自の金箔の加飾技法です。この枝法は、古くは平安時代の平家納経や源氏物語絵巻などにも見られるもので、日本の美術史に残る作品や、歴史的建造物の襖や屏風、扇子や着物などにも使われています。 かつての日本建築において、本物の金箔・銀箔を使えたのは上流階級の家でした。平安時代から、蝋燭の灯りで暮らしていた日本の建築物は暗く、いかに建物の内部を美しくそして明るく演出するのか、そこで生まれたのが金屏風や金襖、蒔絵など箔や金泥を用いた美術作品が生まれました。そして仏像や神社の装飾に金が使われるように信仰の拠り所にもなっていました。 金独特の美しく強い光沢、保存性にも優れている金は様々な美術様式の進化と発展を遂げました。 襖に欠かせない加飾技法の金銀砂子 襖といえば金銀砂子。襖紙工場には砂子職人がいます。金銀砂子が施された襖紙は美しく部屋の主役になり輝きます。 MATERIALでは金銀砂子の襖紙を特注で受注しております。 越前和紙を手揉みした和紙に襖絵を再現した特注制作で、何度も特殊印刷をかけ熟練の金銀砂子職人の技によってできた逸品です。 松と金銀砂子。 歌舞伎の背景に描かれた松、二条城の二の丸御殿にはなぜ大きな松が描かれているのでしょう。 松は四季を通じて緑を保ち千年の樹齢をもって大木となります。松の木の全体を描いた老松は樹齢を経た幹の太さや枝振りの美しさを愛でる格調高い意匠として襖絵や能舞台の背景などに用いられ「影向(ようごう)の松」とも呼ばれています。 影向とは神仏が現れる依代のことを言いますが、例えば日本ではお正月に門松を立てて神様を迎える習わしがありますよね。年の初め家ごとにたてる門松は神霊を招き寄せるといわれ、その年の神が降臨する神木として松は重要な役割をはたしています。 松は厳寒に耐えてなお変わらず青さを保つ常緑樹であることから 古来より特別な縁起の良い木として不老長寿、永遠の若さ、英気などの象徴となっています。    松の葉の色を「常盤色(ときわいろ)」というのですが、通年葉の色が変わらないことから常盤、永遠の色と言われてきたのです。 この常盤の影向の松の背景に合わせ描かれるのは金銀砂子の雲。一粒一粒、幾重にも重なった様々な大きさの金銀の砂子が熟練の職人が手に持つ竹筒より金箔がひらひらと舞い落ち、この雲が描かれます。 金箔の種類にも様々な大きさや形があり、大石、小石、砂子、微塵、野毛、ちぎれなど多彩な表現で、襖や壁面を彩るものとしては最も華麗な技法なのです。 大場紙工 での歌舞伎松の制作工程の作業写真  一枚一枚、丁寧に制作され古くから変わらない技法で今も続けています。 平安時代から続く日本独自の技法 金銀砂子を残すために。 この日本独自の金銀砂子の技術ですが、和室がなくなり洋室化される現代で、砂子の技法を使った装飾品や襖を注文する人が少なくなり、日本に残る継承する職人も数えられるほどに減りました。 夏水組が埼玉県にある 大場紙工 を尋ねたのは10年ほど前のこと。 日本の古き良き伝統的な内装建材としての襖をより多くの方に選んでもらいたいという思いからプロジェクトは始まり、パリで毎年開催される  MAISON &OBJET  に出展し、今ではパリのお店  BOLANDO  からヨーロッパ各地へ。人気の和紙となっています。 この歌舞伎松は、 越前和紙を手揉みした和紙に老松の襖絵を再現した特注制作で、何度も特殊印刷をかけ熟練の金銀砂子職人の技によってできた逸品です。   特注制作の和紙ですので、お客様のご要望の寸法で制作いたします。 下地の色、金銀砂子の位置と大きさ、色などお客様のご要望にて調整いたします。 襖4枚続き絵はもちろん、大型パネル貼り、壁面貼りなどお客様のご要望に併せて制作いたします。金銀砂子の位置や量もご要望をお聞きしてから制作に入りますので完全特注製品となります。 まずはお問い合わせいただきご要望をお聞かせください。素晴らしい日本の伝統的な金銀砂子の技法を大場紙工の職人たちと一緒にお楽しみください。 大場紙工のHPは  こちら   Instagramは  こちら こちらもどうぞ 「 襖と和紙。日本の伝統建材。 」

  • 【スッキリ!!】家デコッス!!放送されました* ~その1・ペイント、国産クロス~

    今朝、見られた方もいるのでは? 夏水組の特番がスッキリで放送されました! 依頼いただいた物件を舞台に、夏水組のDIYアイデアを紹介しながらななんと、たった1日で生まれ変わらせるというもの・・!どきどきな特番です。 ビフォアは、このような感じです。 もともとの古民家のような雰囲気を残しつつ スモーキーな壁色に、光沢感のある渋いクロスに障子、華やかな輸入壁紙が施されました。 まちにまった施工当日。 朝からテレビ局のスタッフさんも密着!の大所帯で始まりました。 自分たちで出来るところは、出来るだけ自分たちで! 住み手の山田さんと一緒に、 壁紙屋本舗 さんの 糊付き国産クロス を貼っていきます。 夏水組セレクション 『ブルーのタイル柄』 使いました! 初心者でも 施工道具7点 がついてくるから安心! この壁紙、ななんと元から糊がついているから、 ①剥がして ②貼る ③カット! ⇒完成★ はい、これだけなのです。とっても簡単ですね◎ 続いて、今度はペイントを塗っていきます。 マスカ―・マスキングテープでしっかり養生してからスタート! ローラーの届かないフチを最初に仕上げて、あとはコロコロするだけ! 自分の選んだお気に入り色が壁に塗られていく様子はとっても気持ちがよいのです。 夏水組ペイント 新色『ブルードュパリ』 とてもいい色です! 道具セット もついているので、これだけで始められるオススメアイテムです★ 柱部分は残して、どんどんペイントを塗ります。 2度塗りも完了!雰囲気がパッとしてきました★ 隣の壁面は、こちら。 夏水組セレクション 『ブーガンヴィレ』 穏やかなピンク色で合わせやすい◎ 乾く前に、養生をはがすのを忘れずに・・! 少しのこすれや、ムラがあったら、 乾いてから部分的にタッチアップをすれば大丈夫です! ブドウのボールランプ  /全長 3m 4104円(税込) ほっこりミラー /BR 7776円(税込) さあ、次はどんなアイデアが紹介されるのでしょうか・・? 続きはコチラをご覧下さい!▼ ⇒⇒ 【スッキリ!!】家デコッス!!放送されました* ~その2・床、障子貼り替え~ ペイント全30色はこちらからご覧ください   https://www.material-interior.com/blog/2024/09/10/022422 ⇒⇒ 夏水組へのご依頼やご質問ははコチラ!

  • 【HOWTO①】壁面ペイントの塗り方★

    書籍や記事でも紹介させて頂いている、夏水組DIYアイデア。 自分でもやってみたいかも?という方のために、HOWTOをまとめてみました! ★HOWTO① 壁面ペイントの塗り方★ お部屋の雰囲気を変えるのにはもってこい!な 夏水組セレクション 。 夏水組セレクション は水性アクリル絵の具のような質感で、クロスの上からも塗れるんです。 それから、嫌な匂いがないのが特徴。お部屋の中でも安心して施工できます! ■必要なもの■ ローラー、バケツ(ネット付き)、刷毛、マスキングテープ、マスカー、ぞうきん、ポリ手袋 お好みの夏水組セレクション ペイント( 0.5~4L )など ⇒ ペイントセット2L(道具付き) はコチラ! ■施工方法■ ①壁面の汚れをふき取り、養生を行う 水性なので、油分が付着しているとのりにくいので念入りに・・ 塗る前に、境目に養生を行います。(ここが大事!) マスキングテープの次に、マスカ―を貼っていきます。 開口部やコンセントまわり、巾木など念入りに行いましょう。 ここをしっかりやるかによって仕上げも変わります・・! ②ペイントをドライバー等であける ペイントを、開ける前によく振りましょう!養生テープをV字に貼ると入れやすいですよ。 ③端からハケで塗っていく 大面を塗っていく前に、ローラーでは行き届かない細かい場所を塗ります。 窓廻り、巾木の他、コンセント周りも、先にハケで塗っていきます。 ④ローラーで大面を塗っていく いよいよ、一番気持ちの良いところにやってきました! コロコロと好きな色が塗られていくのはとても心地が良いですよ~♪ ⑤完全に乾く前に、2度塗りを行う ハケで塗った場所もローラーで重ねると、ムラができにくく綺麗に仕上がります。 ⑥2度塗りが乾く前に、養生をはがす 乾ききってしまうと、ペイントごと持って行かれてしまうので、要注意です! ここまでいけば・・・ 2時間半ほど置いておくと、完成です! 夏水組ペイントは新色も仲間入りして全部で19色! 個性的な壁紙達 と組み合わせを考えながら手を動かすのもDIYの醍醐味なのです。 ペイント全30色はこちらからご覧ください   https://www.material-interior.com/blog/2024/09/10/022422 もっとDIYについて詳しく知りたい!・・という方は 夏水組の『家デコ』レシピ(学研ムック) 、是非ご覧ください♪ 夏水組のDIYアイデアがギュッと詰まっているのでご参考にして下さいね! ⇒⇒ 夏水組の『家デコ』レシピ(学研ムック) 購入ページはコチラ! ⇒⇒ 夏水組セレクションペイント 購入ページはコチラ! ※画像提供: 夏水組の『家デコ』レシピ (学研ムック)

  • 【HOWTO③】家具ペイントの塗り方★

    書籍や記事でも紹介させて頂いている、夏水組DIYアイデア。 自分でもやってみたいかも?という方のために、HOWTOをまとめてみました! ★HOWTO③ 家具ペイントの塗り方★ ちょっと淋しいな・・と思ったらペイントしましょう! 壁面で使ったペイントが余った時も、家具アレンジのチャンスです◎ 椅子の脚や、キッチンの扉など・・アクセントにおすすめです。 ■必要なもの■ ローラー、バケツ(ネット付き)、刷毛、マスキングテープ、マスカー、ぞうきん、ポリ手袋 お好みの夏水組セレクション ペイント( 0.1~0.5L、あまりものでも◎ )など ⇒ ペイント(0.5L) はコチラ! ■チェア 施工方法■ ①家具の汚れをふき取り、養生を行う 水性なので、油分が付着しているとのりにくいので念入りに・・ 塗る前に、境目に養生を行います。(ここが大事!) 床面なども汚れないように、マスカ―を貼りましょう。 ②ペイントする 全体のバランスを見ながら、ペイントしていきます。 1本ずつ違う色を塗っても可愛いのです◎ ③完成 2度塗りを行い、2時間程かわかすと、完成です! もとのブラウンでも素敵ですが、ブルーが入って爽やかになりました。 ★このペイントは、 ブルーファイヤンス を使っています! お部屋の中の家具が、少し殺風景だなと感じたらチャンス。 ぜひあなたのご自宅でもお試しくださいませ! ■キッチン 施工方法■ キッチンなどプラスチック系製品に塗る場合は、 ペイントを塗る前に、プライマー【下地剤】を塗ってから。 ピンクとブルーの2色使いが可愛らしい! 塗るだけ簡単な 黒板ペイント もオススメです。 ★このペイントは、 ローズプードル を使っています! ■応用編 施工方法■ それから、わざと荒めにムラをだして塗るのも手。 元の白地をちょっと見せておくと、手作り感がでてきます。 同じように、乾かしてからセッティングすれば・・ こんなふうに、お部屋にパッと明るいアクセントができます。 ★このペイントは、 ブルニョン を使っています! 夏水組ペイントは新色も仲間入りして全部で30色! どれを組み合わせても素敵に仕上がるので是非お試しくださいね~。 ペイント全30色はこちらからご覧ください   https://www.material-interior.com/blog/2024/09/10/022422 もっとDIYについて詳しく知りたい!・・という方は 夏水組のパリ風手作りインテリア 、是非ご覧ください♪ 夏水組の小物アイデアがギュッと詰まっているのでご参考にして下さいね! ⇒⇒ 夏水組のパリ風手作りインテリア(KADOKAWA) 購入ページはコチラ! ⇒⇒ 夏水組セレクションペイント 購入ページはコチラ! ※画像提供: 夏水組のパリ風手作りインテリア (KADOKAWA) 壁紙屋本舗 (楽天)

  • パリで毎年1月に開催されるインテリアのお祭り

    インテリア業界のプロが1月、パリに集まる理由。 パリの1月! 世界中のインテリアのプロにとって特別な1ヶ月。 毎年1月、世界中から一斉にプロフェッショナルが集まる二つの大きなインテリアイベントがパリで開催されます。 一つ目は「 MAISON&OBJET 」、二つ目は「 Paris Déco Off 」、 ファッションでいう ”パリコレクション(パリコレ)” のインテリア業界版がこのイベント、世界中からインテリア業界のプロフェッショナルたちがトレンドをいち早くとらえるために1月にパリに集まり、パリから発信された最新トレンドを自分の国に持ち帰り発信するのです。1月のパリで発信されたトレンドは世界中を駆け巡ります。家があれば部屋があるのですから、インテリアというものは世界中どの国でも必要なものなのです。 壁紙やペイント、カーテンやミラーなど壁装、彩られた空間に配置する家具と照明やラグなど、お部屋の中にあるすべてのアイテムに関わるプロフェッショナルたちに加えて、ブランドオーナーからデザイナー、バイヤー、ショップオーナーなど様々な立場のプロが、この時期パリに集まります。なのでパリの街は1月中旬あたりからソワソワ。 インテリアのショールームなので、カーテン、壁紙、床材など新作を見せるためには改装が必要ですね!そんな感じで工事に入るショールーム多数、イベントが近づいてくると大きなトラックが街中に集まり展示の設営に大忙しです。 パリの郊外の大きな展示会場「 MAISON&OBJET 」 パリの郊外の大きな展示会場「 MAISON&OBJET 」 ではまず初めに「 MAISON&OBJET」について。160カ国から10万人が来場する規模で、”Paris Nord Villepinte(パリ シャルル・ド・ゴール空港近くのヴィルパントにある大規模なコンベンションセンター)” という24万6000㎡の広さの会場(その大きさは東京ドームの5~6個分)で開催されます。毎年1月・9月にパリで開催され、インテリアデザインとライフスタイルのトレンドを発信する世界最高峰の国際見本市。1日ではとても見て回れない規模なのです。「MAISON(メゾン)」とは「家」のことで、 「OBJET(オブジェ)」は「物」を意味します。とにかく大きな会場は、1日では見て回れません。インテリアは空間の材料である床壁材はもちろん、家具、食器、照明、布、フレグランスなどインテリアの幅は広いのです。 François Delclaux  の「WHAT’S NEW!」 François Delclaux  さんにより毎年開催される「WHAT’S NEW!」は楽しみな展示。 毎年異なるトレンドワードで会場にきたインテリアのプロたちを唸らせます。 さまざまなインテリアを一度に同じ場所で見れる クラッシックなインテリアはもちろん、ビビッド、カラフル、エレガント、さまざまなインテリアを一度に同じ場所で見れるのも醍醐味。流行りの色や、家具のフォルム、素材などをチェックします。 ビビッド、カラフル、エレガント 一日で見て回れないほど パリの街がショールームになる「Paris Déco Off」 パリ右岸のメール通りと、左岸のサンジェルマン・デ・プレ地区と大きく2つのエリアに分かれていて、街中がショールーム化してパリの街歩きをしながら新作チェックができる素晴らしいイベント。そして夕方になってくるとシャンパングラスを片手に新作チェックするショールームが多数、エレガントに楽しめるのが「 Paris Déco Off (PDO)」です。 Paris Déco Off  左岸の中心の場所で記念撮影 インテリアのプロが毎年このイベントに参加するためにパリに集まるので、「今年もまた会えたね!」と再会を楽しむイベントでもあります。 さらに、ファッションイベントであるパリコレが同じ時期に開催されるので、多数の業界関係者が来仏しています。だからでしょうか、街の華やかさが増長するようです。とにかくパリの街中におしゃれな人が増えて、どこかしこで楽しく美しく賑やかで、新しいコレクションと出会える、これが1月のパリなのです。 Paris Déco Off 右岸側 「Paris Déco Off」の2025年のMAPです。 パリに来たことがある方はわかるでしょう、左岸がサンジェルマンデプレでパリの中でも美しく観光でも有名な場所です。赤文字は比較的新しいブランドで、黒字は老舗ブランド。M&Oはやる気があれば出展できますが、PDOはそうはいきません。老舗であり、毎年新作のコレクションを出せるブランドでなければ出展が許されません。 左岸側のMAP 右岸側のMAP Paris Déco Off は、出展者の半数が自社の常設ショールームを活用するブランドで、あと半数はこの期間のみギャラリーを借りて自社のショールームのように改装して参加できるもの。1週間だけのショールーム展示に労力とお金を注ぎ込みます。 現在の私のパリのお店「 BOLANDO 」は Déco Off の中心地、サンジェルマン・デ・プレにあります。しかし、ここに店があるからといってDéco Offに参加できるわけではありません。Déco Off に参加してカタログに名前が掲載されるのは、世界中の名だたるブランドのみ。インテリア業界での実績と信頼がなければ参加は許されないのです。 長くインテリア業界に身を置いている私にとって興味深いのは、パリで流通しているインテリア商材は高価なものはどこまでも高く、安いものはない!という点で日本の市場との違いがあることです。  なぜ高級商材がパリで売れるのかというという問いについては、こちらに来る前からある程度回答を持っていました。それはパリには貴族と呼ばれる階層の方々がいるのと、高級な商材はパリで買おうと訪問する人がいるからです。パリでしか見られない商品はたくさんあります。 是非皆さんもパリに本物のインテリアを見に来てくださいね! ご興味ある方は、 MAISON&OBJET と Paris Déco Off のインスタライブを  MATERIALのInstagram  にアップしていますので見てみてください。

  • 夏水組プロデュースのDIY ショップ「Decor Interior Tokyo」

    本日は夏水組がプロデュースを手がけるDIYインテリアショップ 「Decor Interior Tokyo(デコール・インテリア・トーキョー)」 のご案内です。 ※ Decor Interior Tokyo 吉祥寺店は2024年7月31日に閉店いたしました。 全国のDecor Interior Tokyo営業店がございます。 あなたのお近くの営業店はこちらからご覧くださいませ。 日本全国の Decor Interior Tokyo の仲間たちのご紹介 https://www.material-interior.com/blog/2024/09/24/204751 Decor Interior Tokyoでは夏水組が調色したペイントや、 プロデュースしている襖紙などをはじめとするオリジナルグッズをはじめ、 床材や金物、照明など住まいを彩る様々なグッズを販売しております。 コンセプトは もっともっと。日本の住まいをきらきら輝く空間に。 豊かな住まいを楽しんでほしい。 ファッションのように住まいのものも選んでほしい。 Decor Interior Tokyo は、そんな想いからできた今までになかった新しいインテリアショップ。 店内にはコーディネーターやDIYに詳しいスタッフも常駐しておりますので、 気軽に相談しながら商品を選べます。 Decor Interior Tokyoならではのお部屋づくり こだわりの商品で、海外のようなお部屋づくり 他ではなかなかみられない色や柄を楽しめるのは、 パリの街並みからイメージしたオリジナルの塗料や 海外から輸入しているウィリアムモリスやマリメッコの壁紙を使って お部屋をコーディネートするから。 お部屋をガラッと、大変身させます! . 店頭でもオンラインでも、コーディネート相談無料! インテリアコーディネートのご相談や、施工方法のご案内まで、 気軽に相談できるスタッフが常駐しておりますので、ぜひお声がけください! .   夏水組・坂田夏水のオンラインコーディネート相談も パリにいる坂田夏水とオンラインで繋ぎ、夏水組流のコーディネートを体験できるサービスです。 今まで心苦しいことに、個人のお客様のご相談や新規ご依頼を お受けできずにおりましたが、 期間限定で相談できる機会を設けることとなりました! ぜひこの機会に色々なご相談をお寄せください! . お部屋づくりは「おまかせ」も「自分で」も叶う店 施工までおまかせできるトータルコーディネートも、 自分で安価に楽しめるDIYセルフリノベーションも、 どちらにも対応できる商品ラインアップ。 ご自身の楽しみ方でお部屋づくりのプロセスをお選びください! プロによる施工サービスはこちら . インテリアのワークショップも開催中! 輸入壁紙やタイルを使ったワークショップを店内で開催中。 いきなり自宅をDIYするのはちょっと勇気がいる・・・という方は、 まずワークショップでインテリアグッズを作るところからはじめてみませんか!? .   オンラインショップ「 MATERIAL 」 便利な オンラインショップ もございます 大きな床材などは持ち帰るのが大変!遠方だけど商品を購入したい! そんな時はオンラインショップをご利用ください。 SHOP INFO   Decor Interior Tokyo 吉祥寺店は2024年7月31日に閉店いたしました。

  • 坂田夏水・パリ生活の連載がはじまりました「MON ONCLE」

    夏水組代表・坂田夏水がパリに拠点をうつして2年目の連載です。 パリでの生活はどんな感じなのか、移住後どのような環境で暮らしているのか、 坂田自身の体験を大いに交えながら紹介する連載が 「アートと旅と本」をコンセプトにしたwebメディア「 MON ONCLE(モノンクル) 」です。 MON ONCLE https://mononcle.art パリ6区片隅の“日本”から 2023年5月現在、第3話まで公開されております! 第1話は移住までの経緯について パリ6区片隅の“日本”から -1- 第2話はパリのお店と家探しについて パリ6区片隅の“日本”から -2- 第3話はパリの自宅について パリ6区片隅の“日本”から -3- 坂田がパリの生活で何を感じ、どう行動したのか、 本人が撮影した美しいパリの風景を交えながら、赤裸々な内容(!)で書き綴っております。 第1話『どうしてパリなのか。「子連れで完全移住」という決断に至るまで。』 第2話『パリのお店の不動産契約そして住む家探し』 第3話『パリの素晴らしい家のこと。「最上階屋根裏部屋」。』 第4話『パリでの子育てと仕事』 第5話『生活文化と都市計画』 第6話『太陽と緑の楽しみ方』   第7話『フランス人の革命根性とお気軽な性格について』 第8話『パリに暮らした故に、新たに感じたリアルロンドン旅』 第9話『子供にとってのアート環境』 第10話『パリのお店、一年を振り返って。』 第11話『 “100年前” のパリ散歩 〜 6区を歩く』 第12話『美食のパリ 〜 マルシェなくしてパリは語れない 〜』 第13話『モロッコへの旅』 第14話『クリスマスシーズンに準備すること』 第15話『2024年の Art de vivre  - 新年の作戦と人生の岐路 -』 第16話『インテリア業界のプロが1月、パリに集まる理由。』 第17話『パリの蚤の市』 第18話『日常のルーヴル美術館』 第19話『無料で見学できるパリの美術館』 ・「MON ONCLE」連載  パリ6区片隅の“日本”から ・パリのお店「 BOLANDO 」

  • DIY型賃貸借の取り組み

    夏水組がプロデュースを行うインテリアショップ「Decor Interior Tokyo」ですが、 皆様のご愛顧でこの7月に吉祥寺に移転して3周年を迎えることとなりました。 この店舗ならではの取り組みとして、 インテリアショップ「Decor Interior Tokyo」と地域の不動産屋さん「 リベスト 」がタッグを組んで行なっている「 DIY型賃貸借 」のお部屋づくりが挙げられます。 「 DIY型賃貸借 」普及のために始まったこの取り組み。 詳しくは健美家での記事でも取り上げて頂きました。 健美家「 壁1面で空室に効果大。DIY型賃貸改修で頭ひとつリード、若い人の心を掴め 」 (かなり詳しく取り上げてくださいましたので、ぜひ併せてご覧ください!) こちらの記事の内容をお借りして、取り組みの概要をご紹介します ・・・ (前略)リベストの壁の張り替えをしない物件をデコールスタッフがペンキを塗ったり、小物をステージングし、DIY型賃貸に改修するようになったのである。 具体的には壁紙張替え、壁の塗装を行うほどにはなっていない、クリーニング程度で良い物件で室内、設備に不備はないものの、そのままでは平均的過ぎて選ばれそうにない物件を改修してもらい、DIY型賃貸として貸すというやり方。 空室のリフォームの有無はリベスト社員がジャッジし、デコールによる改修が良いと判断した場合にはオーナーに改修を相談。オーナーのOKが出たらデコールのスタッフが自転車などで現地に行き、室内を撮影。この壁にこの色、この壁紙、襖紙を貼るなどの改修プランを立てて見積もりと仕様書を作成。それにオーナーが承諾すればスタッフが施工という流れである。 (健美家「 壁1面で空室に効果大。DIY型賃貸改修で頭ひとつリード、若い人の心を掴め 」より) ・・・ このような流れでリベストさんとDecor Interior Tokyoの施工チームがタッグを組み、日々お部屋作り取り組んでおります。 モットーは 「インテリアの魅力で『こんなお部屋に住みたい!』を叶える」 入居者さんがお部屋選びからお部屋作りまで、楽しんでほしい。 また、インテリアの力でお部屋が決まらない大家さんの手助けをしたい。 更には店舗を構える吉祥寺の街が、より素敵なお部屋で溢れたら。 そんな想いを持って、この取り組みを進めています。 最新のお部屋情報や施工の様子はインスタグラムのアカウント @libest_natsumikumi でご紹介しています。 そこでも紹介した物件たちを、いくつかbefore-afterでご紹介します。 ここで使っているのはDecor Interior Tokyoで販売しているオリジナル塗料や壁紙など。 もちろん施工チームの面々はそれぞれ技術を持って施工しておりますが、 ものすごく特別な作業を必要とする施工は行なっておらず 誰でもできる「DIY」の範疇でお部屋を作っています。 せっかく「 DIY型賃貸 」に住まわれるのであれば、 ぜひお部屋を決めた後も、ご自身でどんどんお部屋づくりを楽しんで頂けたら嬉しいです 引き続き吉祥寺近辺に素敵なお部屋を増やすべく、頑張っていきたいと思っていますので、皆様ぜひご注目ください! もちろん、住んでみたい!という方のご相談もお待ちしております! ・夏水組・Decor Interior Tokyoとリベストがタッグを組んで作ったお部屋の最新情報(空室情報)はこちら リベスト -夏水組プロデュース物件特集 ・物件施工の様子なども更新 リベスト×夏水組 公式インスタグラム @libest_natsumikumi  ・物件で使用した材料などを詳しく紹介  Decor Interior Tokyoのオンラインサイト「MATERIAL」記事 【随時更新】Decor Interior TokyoがプロデュースするDIY賃貸の物件と材料一覧・Vol.2 【大家さん向け・実例&予算紹介】DIYで空室対策!差別化が難しいお部屋にインテリアのエッセンスを ・リベスト×夏水組の取り組みを記事にして頂きました 健美家「壁1面で空室に効果大。DIY型賃貸改修で頭ひとつリード、若い人の心を掴め」

  • パリのリノベーション事情

    パリに引っ越してきて3年目に入り、パリの建設業界や工事業者のことがやっとわかってきました。 パリのリノベ事情を一言でいうなら、工事は計画の通り進まないのが当たり前。もし工程通り完工したら「手抜き工事をしたんじゃないか?」と疑われるほど稀なことなのです。そして、工程が伸びると言うことは、職人の工数も増えますから工事請負契約の工事金額もあってないようなもの。工事内容は様々な理由で追加され工事金額が増額していきます。 日本の工程通りに引き渡し!というのは本当に凄いことだと思います。 パリのリノベーション まず、パリで新築工事はすごく稀なので基本的に住居の工事といえば、外装工事か内装工事かの2種類です。どちらも既存のものを活かし長く使うためのメンテナンスが主な工事内容ですが、内装工事の場合は内装装飾=Décoration intérieureが大切です。 リノベーションの基礎工事の内容としては、キッチンやお風呂などの設備機器を入れ替えることはもちろん、窓をペアサッシに取り替え、外壁内側や屋根や天井下に厚い断熱材を入れます。断熱材を入れると言うことは天井や床、壁を仕上げ直す必要がありますから内装屋さんは大忙しです。 そして、大きな断熱材やプラスターボードなどの建材の搬入も簡単には行きません。建物の階段は狭く、小さなエレベーターには載りませんので、細い道路に大きな配送車を歩道に乗り上げ停車し、荷上げ専用クレーンを使います。 どの材料をあげているかでリノベーション工事の工程がわかるので面白いです。 例えば、断熱材だと初期で、タイルやモールディングなどの内装材だと後期。日本だとプラスターボードとビニール壁紙を大量に使うと思いますが、パリの中心部の建物の壁面は石造で壁は長年塗り重ねたペイントなので、プラスターボードやビニール壁紙はリノベーション工事に使われないという違いも面白いところです。 我が家は引っ越してきた時は工事が完了している状態でした。屋根と壁に厚い断熱材が入っていますので夏は涼しく冬は暖かい、暖房機は電気式ですが冬に家の暖房機を全てつけると暑いくらいです。 プラスターボードの壁はなく、家中は天井も壁も全て塗装です。左官壁にペイントなのでビスが固くて入りません。 道路から工事用クレーンで建材を搬入 10年ごとの外壁工事 今日は私が今住んでいる賃貸は築270年なので建物の問題は常時あります。大雨の日は雨漏れがあっても仕方がないし、風の強い日に外壁が剥がれて落ちたなんてことは珍しいことではありません。 中庭側だったらまだ良いですが通行人の多い道路側だと危険ですよね。なので、建物のオーナーは外装を10年に一度メンテナンスしなければなりません。 そして、外装工事についてはパリの住居のほとんどがアパルトマンなので共用部として工事を行い、所有者で工事費用を分割となります。 10年ごとなのでパリの街中で外装工事の足場を見るのは珍しくありません。 お友達が所有しているアパルトマンの外装工事の話ですが、10年ごとの外装工事終了後、所有者に分割されてきた請求額が100万以上で驚いたという話がありました。日本のように何社も相見積もりをとって、減額交渉をすることなどフランス人はおそらくしないのでしょう。 10年毎の外壁工事払えない人はフランスで家買ったらダメよ。という感じなんだと思います(笑) フランス語も英語も通じない職人たち 工事費は高く遅れるのが常 フランスの工事業者に怒られるかもしれませんが、今までの聞いたフランスの業者で、工程通りに問題なく終わったというケースを聞いたことがありません。日本の工程管理と安くて早いが良いという工事業界は本当にすごいと思います。 なぜフランスでは工事が遅れるのか?という問いに対して答えは明快です。 工程通りに進まなくても残業はもちろんしないし、バカンスに入ると誰も働かなくなること、古い建物なので解体して想定外の問題が出てくること、職人不足とフランス語の通じない移民の職人たち。。。 現場でトラブルが発生したら工程は止まるし、放置されることも珍しくありません。 現場監督も「仕方ないよね」と言う感じで工程はあってないようなもの。その時の建物と職人の運任せな感じもします。 施主は工期も予算、そして心の余裕を持っていないと進行できないのがパリの建設事情です。 エネルギー性能診断のDPE しかし、そんなことも言ってられません。 パリのリノベーション事情は切迫していまして、フランスでは建物診断書にエネルギー性能診断(DPE)を明記しなければなりません。DPEとは、電気の年間消費量、断熱性能などの情報がランク付けされているもので、2025年以降フランスでは、エネルギー性能の低い物件は不動産取引が禁止されることもあり、売主はエネルギー性能診断書のランクを上げるために内装工事に必死です。取引価格に大きく影響しますから。 エネルギー性能診断(DPE)により、不動産はAからGまでのランク付けをされ、EとFは賃貸に出すことができなくなります。断熱効率が悪い住宅を無くすための国の活動ですが、フランスのE以降の住宅は住宅の17%に相当するのは520万戸だそうで、これほどのリノベーションの市場があると考えると工事業者は忙しいはずですね。 知人に聞いたところによると、EとFの診断が出ている物件は不動産屋さんが取り扱ってくれなくなる為に、大家は工事の予約を工務店にしていますが工事は一年待ちとのこと。 そしてきっと一年待っても工事は始まらないと言うことをフランス人は知っています。 不動産屋さんの店頭の物件情報 左下にあるこの表がDPE 表示は義務 パリでリノベーション工事始めました パリ6区で日本の伝統建材の畳や和紙を販売する店「 BOLANDO 」を運営しているのですが、ご自宅をリノベーション予定のお客さんがお店にいらっしゃいます。畳や和紙を部屋の中に取り入れたいと言うことで、物件の現地確認に行くこともあるのですが、これが私としてはとても楽しみなのです。 工事中またはお住まい中のお宅訪問をし、現地確認をして提案書と見積書を提出しご発注いただくこともあります。 納品後は完成したご自宅に呼んでいただくこともあり、今後は日本で主業務としてやっていた、設計とインテリアデザイン、工事も合わせてパリで仕事をしていきたいと思っています。 内装デザイン、空間設計は夏水組にご相談ください。日本の家でもパリの家でもどちらでも対応可能です。日本での工事は夏水組が長年付き合いをしている有能な工事業者に依頼し工事監理は日本にいる弊社スタッフが行います。フランスでの工事はBOLANDOのパートナーの工事業者が行い工事監理もBOLANDOで行います。 何から始めたら良いかわからないという方は インテリアコーディネート相談にお申し込みいただければ坂田夏水がオンラインでご相談をお伺いいたします。 https://www.material-interior.com/items/91676424坂田夏水のコーディネート相談

  • 夏水組 内装デザイン監修の賃貸住宅「タカノビル」

    みなさま、こんにちは! 夏水組が内装コーディネートを監修した賃貸住宅「タカノビル」をご紹介します! 物件は築33年の1LDK、お一人でゆったり住まうのはもちろん、カップルやご夫婦にもオススメしたいお部屋です。 内装デザインのコンセプトは 【Modern Classic -モダンクラシック-】 このモダンクラシックは、落ち着きと高級感のある洗練された空間を演出し、老若男女問わず人気のあるコーディネートです。 【Dining space】 ダイニングとリビングをつなぐ壁面には、有機的な植物柄が美しいMorris&Coの壁紙と優しいブルーグリーンの壁紙を腰壁風にコーディネートしました。お部屋全体に爽やかで上品な雰囲気を演出しました。 【Living dining】 リビングと寝室を間仕切るドアカラーはマットブラックを選びました。優しい淡い空間をピリッと引き締めてくれるアクセントになります。他の建具をホワイト・グレー系で揃えているので、ブラックカラーが一層引き立ちますね。 【Bed room】 床には高級感のあるライトグレーのストーン風フロアタイルを使用しました。寝室とリビングが間仕切りドアでつながる間取りのため、床材を揃えることで統一感のある空間になります。 寝室のアクセントとして、幾何学模様が印象的な壁紙をセレクトしました。模様の部分はシルバーカラーで少し光沢感があり、モダンなラグジュアリー感のあるデザインです。主張しすぎない上品な色柄選びがモダンクラシックコーディネートのポイントです! また、先にご紹介した間仕切りドアのパネル部分は採光タイプなので、閉めた時にも圧迫感を感じにくいメリットもあります。 【Rest room】 最後にトイレを。ここではヘキサゴンタイル柄の床に、ダイニング同様ウィリアムモリスの国産壁紙を選び、モダンクラシックらしさが表れたトイレが完成しました。 いかがでしたか? こちらのお部屋のコーディネート、ぜひご参考にしてくれる方がいらっしゃいましたら嬉しいです。 そしてこの「タカノビル」は今回ご紹介したお部屋の他にもう2つのプランでお部屋のコーディネートをさせていただきました。 プランA プランAのコンセプトは 【Natural JAPANDI -ナチュラルジャパンディ-】 ナチュラルな和空間にシンプルな北欧スタイルに合わせて、これから注目される和モダンのスタイル。 プランC プランCのコンセプトは 【Natural & Simple -ナチュラル&シンプル-】 シンプルに欲しいものだけ。生活をナチュラルに過ごしたい人へ。 【お部屋の詳細はこちら】 このお部屋に実際住みたい!お部屋の紹介を更に見たい!そんな方は以下リンクをご覧ください 物件ファン-タカノビル プランA・B「お見事な収納づくりで素敵に仕上げられた部屋|東京都中野区 賃貸 43㎡~」 物件ファン-タカノビル プランC「プロ監修の技アリ収納が叶える、ワンランク上の暮らしやすさ。|東京都中野区 賃貸 50㎡」 ※プランCは現在満室です さらに、夏水組代表の坂田夏水に直接インテリアの相談もできますよ! 坂田の住むパリからオンラインでお繋ぎます!詳しくは下記リンクよりご確認ください。 ★坂田夏水オンライン相談サービス★

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