2021.1.7
「世界はほしいモノにあふれてる」ご覧頂きました皆様、ありがとうございました!
弊社代表・坂田の夢が詰まった放送内容。いかがでしたでしょうか。
こちらの記事では、そんな「せかほし」でご紹介頂いた商品について、3回にわたってご紹介します!
その第一弾は、イタリアの木版プリントメーカーBERTOZZI(ベルトッツィ)と福井県越前和紙のコラボレーション!
パリで開催されるインテリア見本市「Maison et Object (メゾン・エ・オブジェ)」で出会って意気投合したことがきっかけで、このプロジェクトが生まれました!(出展した際の過去ブログはこちら)
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BERTOZZI
http://www.stamperiabertozzi.it/
BERTOZZI(ベルトッツィ)はイタリアのボローニャで 1920 年ルネサンス期から手彫木版でハンドプリントする伝統技術を継承し、今なおひとつひとつイタリアの職人の手によって作られています。全て手仕事のハンドメイドプリントなので、同じものは二つとなく年月が経過するほど味わいを増していきます。
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日本でも木版印刷は鎌倉時代の書院造が普及してから襖紙の装飾として使われており、江戸時代には千代紙となって庶民にも親しまれるようになりました。そんな日本人に馴染みのある木版印刷を、福井県の越前和紙にイタリアの木版で印刷したものが見たい、そんなメンバーの想いから今回のプロジェクトが始まりました。
ベルトッツィの手元に見えるのが夏水組の襖紙。手作業で木版が施される様子は感動です。
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そんな夏水組の柄付襖紙にさらにイタリアの木版を施し、特別にホテルの内装材として導入しました。それがこちら、MIMARU大阪 心斎橋WESTです。(2021年初夏オープン予定)
※先行オープン「MIMARU大阪 難波NORTH」ニュースリリースにて一部紹介
客室のベッドヘッドパネルと間仕切り扉に採用し、ベッドスローとクッションも同柄でつくりました。
そしてプロジェクトは更に次のステップへ。
イタリア、フランスなどEU圏で壁紙として越前和紙を流通させるために、次の目標としたのが「襖紙ではなく和紙壁紙としてロールで流通すること」です。
そこで訪れたのが、福井の山伝さん
彼らは、強度のあるロール和紙をつくる日本で唯一のエキスパート!!
国内外の心強い職人さん達と共に、ヨーロッパで求められる色を調合し、カラー・強度ともにEU規格に合うまったく新しい和紙製品を作り上げる。そんなプロジェクトが始まりました。
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実は今回のNHK「世界はほしいモノにあふれてる」でお見せしたのはその一部で、イタリアのぶどうの葉の柄とアザミ柄の和紙壁紙の試作品なんですよ。
日本古来の色の和紙とイタリアの木版の相性が良く、とても素敵です。
日本の伝統建材である和紙が、イタリアでデビューする日は近いですね!
こちらは5月国内展示会に出展予定となり、その後受注開始の予定です!乞うご期待!!