2021.1.7
「世界はほしいモノにあふれてる」ご覧頂きました皆様、ありがとうございました!
弊社代表・坂田の夢が詰まった放送内容。いかがでしたでしょうか。
こちらの記事では、そんな「せかほし」でご紹介頂いた商品について、3回にわたってご紹介します!
代表坂田が大ファンで昔からフォローしているアントワネット・ポワソン。
パリで開催されるインテリアの展示会 Maison et ObjectやDecoOffでも必ず新作をチェックして彼らに会える日を心から楽しみにしていました。
過去には、念願叶ってDecor Interior Tokyoオープンとともに立ち上げたタブロイド「MATERIAL」にてインタビューも行いました。(彼らが扱う「ドミノプリント」の手法もこちらで詳しく紹介しています。)
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そんなAntoinette Poisson(アントワネット・ポワソン)について、まずはご紹介。
Antoinette Poisson(アントワネット・ポワソン)
美術修復家でありアーティストである、若い3人のフランス人からなるブランド。Julie Stordiau(ジュリー・ストルディオ)、Vincent Farelly(ヴァンソン・ファレリィ)、Jean-Baptiste Martin (ジャン=バティスト・マルタン)の3人が2012年に立ち上げる。18世紀のパリと壁紙を愛し、その時代の趣きを素材感豊かにおとしこんだ壁紙や日常使いのボックスやファブリックなどが代表作。
ブランドネームは、ポンパドール公爵夫人として知られたルイ15世の愛妾、アントワネット・ポワソンに由来する。
アーティストやフランスの有名ブランドとのコラボレーションも多数。
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今回は、そんな憧れのAntoinette Poisson(アントワネット・ポワソン)と、コラボレーションしてものづくりをする夢が叶いました!
今回一緒に作ったのはフランス伝統柄を日本伝統の手法で染めた反物です。
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日本側のメンバーとして揃ったのは、着物の柄を染めるための伝統的な型紙のひとつ「伊勢型紙」を扱う木村敦史さん
そして同じく日本の伝統的な染色技法である「注染(ちゅうせん)」で染物を行う 静岡注染 曳馬染工場の皆さん。
実は日本側のメンバーとは既に一緒にものづくりを行っており、日本の伝統柄をリプロダクトした襖紙や、それと同柄の反物でクッションや浴衣を作って、パリの展示会に出展していました。
展示会で好評を博した襖紙や反物、、、いつかフランスの柄で型紙を彫って注染で、と思い描いていましたが、そんな企画が今回アントワネット・ポワソンと実現したのです。
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伝統柄を復活させて現代に合った色柄でリプロダクトすること。
これが夏水組として手掛けている伝統柄のプロジェクトとポワソンの共通点。国は違えど同じ想いを持った面々とものづくりをすることができて、本当に幸せでした。
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フランスの伝統柄の中でどの柄を取り上げるか考えましたが、今回は坂田の愛すべき25番の柄を使わせてもらいました。(伝統柄にはそれぞれ番号がついています)
25番の柄の由縁や彼らが好きな日本の色などをミーティング。そしていよいよ日仏をまたいだコラボプロダクトが完成しました!
伊勢型紙の手法で彫った型紙を使い、静岡注染で染めた反物。
さらに、今回はかねてより交流のあった徳島の吉積さんに縫製までしてもらいました!
フランスと日本の伝統と想いが組み合わさってできたこのプロダクト。
反物としての発売は4月頃を予定しています。夏に向けて浴衣も作る予定です!
完成を楽しみに待っていてくだされば嬉しいです。