top of page

Chez L'Ours フレンチレストランの設計デザイン

8月1日
読了時間: 8分

Chez L'Ours フレンチレストランの設計デザインを夏水組行いました。

古い木造二階建ての建物をフルリノベーションしてフレンチレストランにするプロジェクトで、

レストランオーナーと綿密に打ち合わせを重ね、レストランのコンセプトからお店の名前を決め、ブランディングとプロモーション、もちろん店舗プランニングとのデコレーションデザインも夏水組で行いプロジェクトを総合的に進めました。




Chez L'Oursは渋谷や神泉、池尻大橋から近い松見坂にあります。 ボルドー色の外壁にお店の名前の内照看板を配置し、松見坂を道玄坂方面から降るときに見えます。 道路からお店を見上げると2階にはフランスから来た大きなシャンデリアが見えて印象的です。



Chez L'Oursのインテリアのポイントを説明します。


◾️ パリのレストラン床といえばセメントタイル この床材、みたことある人も多いはず。パリの街中を歩いているとカフェやレストラン、建物の中廊下によく使われているタイルですが、セメントタイルというもの。色付きのセメントを型に流し込みプレスして出来上がる特別なタイルです。パリの建物は何百年も同じ状態で今も残ってますが、このセメントタイルも同様、パリのマダムのピンヒールにも耐えられるとても強い床材です。

様々な模様があって組み合わせで模様が変えらます。 

セメントタイルは こちら から。



◾️大きな大理石のカウンターと綿密なライトプランニング

お店のエントランスに入ると一番に目に入るのがセメントタイルと長い大理石カウンターです。

こちらの大理石はブラックのにマーブルホワイトの模様が入っているので、カウンターに配置したお皿やグラスを引き立ててくれます。さらに、この空間には4種類の照明が配置され、カウンターに座って食べるお客様の目線に合わせシェフの手料理が美しく見えるように工夫されています。4種類の照明、どこに何がついているかわかりますか?一つは、天井からのガラスのシーリングライトは空間を彩ります。二つ目のカウンター上部の間接照明は空間を柔らかく照らします。3つ目のスポットライトはカウンター裏面からお客様の手元を照らし演出します。4つ目はシェフの手元を照らしお料理を温かく保ってくれる照明です。

天井からのシーリングライトは こちら から。

天井にライティングレール、その下にメッシュを配置することでランダムな長さと場所に照明を下げることができます。お好みのシェードを選ぶことができますし、コードの長さも特注でオーダー可能です。





◾️引き立て役のブラックタイル

床に大きめの模様が入ると、壁や天井は床や大理石のカウンターを引き立てるために引き立て役の材料を用います。今回壁面に使ったタイルはマットのブラックタイルとカウンター下部は長細いブラックタイルです。 どちらも床のセメントタイルとは異なり陶器製です。

壁面マットブラックのタイルは こちら。 カウンター下部の長細いブラックタイルは こちら。

長細いタイルは異なる大きさのタイルを合わせて特注で模様を作ることもできるのでおすすめです、こちら



◾️ティファニーの絵画とエイジングペイント

Tiffany Bouelleさんの絵画を2階のメインの壁面に飾りました。彼女はパリで大人気のフランコジャポネ。 日本人的な繊細さとパリで育った優雅さ、彼女の作品を見たらきっと気にいると思います。

インスタグラムもとても素敵なので見てみてくださいね。



◾️妖艶なVert clairのトイレ トイレは薄い緑のタイルを床と壁に敷き詰めて、正面の壁面はミラーを配置。

ミラーの壁面にブラケットシャンデリアを設置したことで奥行きを出ました。トイレは入った瞬間の驚き、そして美しい場所でなければ。



◾️空間を広くエレガントに魅せるエイジングミラー

2階の空間にはミラーが多数設置されています。道路側から入ってくる太陽光を反射させ店舗内を明るく見せてくれること、そして広く見える効果があります。ミラーはエイジングミラーを使いました。

パリのカフェやレストランは100年以上の歴史がある場所も合って、その空間にあるミラーは経年変化で自然にエイジングされ、ミラー面は一部酸化して黒ずんでいたりくすんでいたり。しかしそのミラーのくすみが空間を美しく映してくれます。日本でエイジングミラーは手に入らないので今回は特殊塗装をするペインターさんに特別に制作してもらいました。




◾️フランスから航空便で届けられたシャンデリア

こちらのシャンデリア、パリの展示会で一目惚れしていつかどこかで使いたいと思っていたものです。

今回、このレストランのコンセプトにぴったりだったのでパリより仕入れ、日本に航空便で運びました。` 道路側に設置された大型のシャンデリア2台とミラー装飾の壁面に設置されたブラケットライト、シェードは深緑のタッセル付きのものを合わせて空間の主役となりました。

こちらの照明はパリから仕入れができますのでご要望の方はお問い合わせください。


パリの展示会で 大きさは様々ありシェードの色も選べます。


◾️特注のパターンモザイクタイル

2階に上がって一番に目に入るのはこのパターンモザイクのタイルです。このタイルの柄、パリにある有名なレストランの床と同じ模様、同じ色で日本のタイル職人さんに制作してもらいました。

一点一点模様を組んでいく手仕事に圧巻です。

パターンモザイクのタイルは こちら から。

タイルの小さなパーツの組み合わせで様々な模様が楽しめます。



◾️タイル職人が一枚一枚合わせて描くロゴタイル

日本では見慣れないですが、海外のタイルの床のお店で見かけるこのタイルロゴ。日本の職人さんももちろんできます。一点一点、白い小さなタイルのピースを手作業で切り組み合わせていく作業。素晴らしいです。

夏水組の手がけるマンションやショップのエントランスに用いていますが、オーナーも来店するお客様にも大変好評です。ご希望の方はお問い合わせください。



◾️特注Vert foncéのテーブルとソファー

レストランの外観はボルドー色ですが、内装のカラーはグリーン。 テーブルは木のテーブル天板にパリではお馴染みのアイアンのテーブル脚を合わせました。テーブル天板は1m m単位で制作でき、色も特注色で塗装できます。時間の経過とともに、Vert foncé色のテーブルも味が出てくるでしょう。それが木のテーブルの良いところです。また、テーブル奥のソファーも深緑でお店のサイズに合わせて制作しました。実は座面が取れて物が入れられるのも店舗で働く人にとってみれば大切な収納です。

椅子はパリのカフェはどこもこれ!というほど有名な椅子ですが、実は日本の秋田県の曲木の技術で作られたものです。日本の技術は素晴らしいですね。マットブラック塗装に座面はブラックのレザー張りです。

こちらも特注でご注文可能です。



◾️最後にBEFORE → AFTERをご覧いただきましょう。 外観から。古い木造建物の外壁をしっかり防水して金属サイディングに。正面はボルドー色の左官材とエイジングペイントで仕上げています。構造補強をしっかりとしつつも窓が大きくしたので店内が明るくなりました。

続いて内部です。

一階の右側は全て厨房に、左側をカウンター席に。 2階は構造柱は残りましたが、既存の天井梁を内装に活かしました。 床のタイル、シャンデリア、壁面のエイジングペイントですっかり素敵になりましたね。


さて、Chez L'Oursのインテリアのポイントいかがでしたか? Chez L'Oursはたくさんの方にお祝いいただき7月に開店しました。お店の名前はシェフの熊のような姿から、フランス語で「熊の家ーChez L'Ours」と名付けました。ショップカードにある緑の熊の絵はレストランオーナーの絵です。オーナーが描いてくれた絵のイメージから、お店のロゴ、カラー、メニューデザインまで夏水組で行いました。



春には、オーナーとシェフにパリに来てもらって炭火焼きレストラン視察と買い付けを一緒に行いました。

連日、パリの有名な炭火焼きレストラン訪問でお腹いっぱい大満足。大変学びのある視察でした。



その合間にパリのブロカントにて、お店で使うお皿とカトラリーたちを選びます。

ランディスというプロ用の卸市場にある店舗でアンティークのお皿やデコレーションを選びました。 お店で使われているお皿はパリから持ってきたものです。カトラリーはフランスの銀食器老舗ブランドChristofle。Chez L'Oursの美しい食器を是非ご覧にいらっしゃってください。 ランジスにあるプロ専用ブロカントについては こちら 。



レストラン視察と買い付けの合間には、パリの大きなマルシェに行って、食材選び。

シェフが皆のためにフランスの食材で素晴らしく美味しいお料理を作ってくれました。 パリのマルシェの記事は こちら。




おまけ シェフのパリでのカット。フランス料理のシェフらしく、パリで撮影をしよう!とパリ最古のポンナフへ。 Chez L'Oursに行くと、熊のようなシェフの安藤さんがお出迎えしてくれます。安藤シェフの美味しい炭火焼きのお料理と夏水組のフレンチレストランのインテリアを是非お楽しみください!




Chez L'Ours インスタグラムはこちら


運営会社はWAM

bottom of page